皮引きはふぐ調理のなかでもっとも難しいといわれているものです。
ふぐの皮は、構造は以下のようになっています。

図:とらふぐの皮の断面
(a)皮の表面「外皮」にはトゲがあります。そしてその下には「真皮」とよばれる 皮(b)があり その下には「トオトウミ」と呼ばれる皮下組織(c)があります。そして筋肉と皮を
ひっつけている 粘膜(d)に区別されます。
皮を使った料理はこの「真皮」(b)と「トオトウミ」(c)を使います。
ふぐの皮は絵で、示すように4層構造になっています。
まず、筋肉と皮を貼り付けている粘膜(d)を手でとります。
1)粘膜自体は食べられないことはないのですが、見た目や食感が良くないので、ま ず取り除きます。
2)次ぎに、皮から「トオトウミ」をはがします。

3)黒いほうが背中の皮(黒皮)、白い方がおなかの皮(白皮)です。

4)白皮をまな板に貼り付け、包丁でトゲの下に包丁を入れて、トゲの根が残らない ように(食べたときに 舌にあたって、食感がわるくなるので....)皮をひいていきます。

一度に全面を引くと大変なんで、半分づつ皮を引いていきます。残りの下半分も同じ 要領で引きます。

5)皮を引いたら鍋で皮をゆでます。
皮が透明になったら氷水で冷し皮を刻んでいき ます。

白皮です。

黒皮です。

この皮を刻んで和えたものが皮刺しです。
この皮がちゃんと調理したものだと、ピンピンと刻むたびに皮がはねるのです(弾力 があるので...)。
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